【専門家監修】背中が肉離れ!?症状や原因、ケア方法まで徹底解説!

背中への負荷
監修者〈記事を監修しているのは〉
松村 和輝
鍼師、灸師、あん摩マッサージ指圧師
松村鍼灸治療院。院長
株式会社ナチュラルナイン 代表取締役
中野区鍼灸按マッサージ師会 会長
東京都はりきゅうあん摩マッサージ指圧師会 副会長
http://shinkyumassage.com/

背中の痛みや違和感……もしかしたらそれは肉離れかも。肉離れと言えば脚のイメージがありますが、実際は体のどの筋肉にも起こり得るもので、背中が肉離れを起こすことも時にはあるのです。本記事では、そんな背中の肉離れについて、症状や原因、治療法、予防法に至るまで徹底解説致します。「これって肉離れかも……?」と不安を感じている方も、これさえ読めば安心です!

背中の違和感や痛み、それって肉離れかも!

肉離れ

引用:https://www.shutterstock.com/home

肉離れにも程度があり、それに応じて症状も異なってきます。軽いものだと単なる筋肉痛と勘違いしたり、場合によっては痛みさえなく、全く自覚出来ない場合も……。しかし、軽度でも肉離れを放置しておくのは危険です。というわけで、肉離れかどうか判断するために、まず様々な症状をご紹介しましょう。

背中から断裂音が聞こえた

最も分かりやすい肉離れの症状が筋肉の断裂音です。肉離れとは筋肉の断裂なので、発症するときに「ぶちっ」というような音がする場合があります。背中からこうした音がした場合は、単に筋を違えただけやこむら返りなどではなく、肉離れの疑いが濃厚だと言えるでしょう。

背中に張りや痛みがある

症状が重い場合は当然痛みを伴い、ひどい場合は体を動かせないほどになります。しかし、軽度な場合は単に張りがあるだけだったり、動かしたり伸ばしたりした時だけ痛いということも。「筋肉痛かな?」と思ってしまいがちですが、数日たっても背中の違和感や痛みが治らない場合、肉離れの可能性があります。

背中に腫れや内出血、へこみがある

肉離れは目視で確認できる場合もあります。ぶつけたりした覚えもないのに患部に腫れや内出血がある場合は、肉離れの可能性を疑いましょう。ひどい時にはへこみが出来ることもあります。

背中の肉離れはなぜ起こる?4つの原因を紹介

肉離れの原因について、曖昧なイメージしか持っていない人がほとんどではないでしょうか。適切な予防や治療を行うには、原因をきちんと知ることも不可欠です。というわけで、ここからは背中に起こる肉離れについて、その理由を大きく3つにわけて紹介します。

原因その1 瞬間的に背中に強い力が掛かった

これは基本的には走っていて脚が肉離れを起きるのと同じです。肉離れとは筋肉の断裂と書きましたが、もう少し詳しく説明すると、力が入るなどで硬くなっている筋肉が急激に引き伸ばされ断裂してしまう症状が肉離れです。

背中の肉離れ

引用:https://www.shutterstock.com/home

背中の場合、屈んだり体を起こそうとする場合に筋肉に力が入り、また伸縮しますね。ですから、例えば何か重い物を持ち上げようとして瞬間的に力を入れて身を起こす場合などに肉離れが起きやすくなります。

原因その2 背中の筋肉が硬くなっている

瞬発的に力を使わなくても、背中の筋肉が硬くなってしまうことはあります。要因はいくつか考えら、そのほとんどが日常の何気ない習慣や無意識から生まれるもの。というわけで、ここでは要因ごとに説明していきます。

疲労の蓄積

力仕事をしたりずっと同じ姿勢で座っていたりすると、背中に疲労が溜まっていきます。その疲労が筋肉を硬くし、大して力を入れなくても肉離れが起こってしまうのです。

姿勢の悪さ

猫背や反り腰など、姿勢の悪さも背中の筋肉を硬くする要因です。本来背筋というものは丸まらずに自然と伸びているもの。たとえ自分自身は楽に思えても、背筋が丸まっている状態や極端に伸びている状態は、背中の筋肉に余計な負担をかけてしまうのです。

ストレス

ストレス

引用:https://www.shutterstock.com/home

精神的ストレスで背中が硬くなってしまうこともあります。人はストレスを感じると本能的に身を守ろうとするため、無意識に筋肉に力が入ってしまうからです。そればかりか、柔らかい腹部を本能的に守ろうと猫背になってしまうこともあると言われます。こうなると2重の意味で要因になり得ますね。

原因その3 背中の筋肉が弱くなっている

背中の筋肉が弱くなっていても肉離れは起こしやすくなります。では、なぜ背中の筋肉は弱体化してしまうのでしょうか?

運動不足

運動不足による肉離れ

遺尿:https://www.shutterstock.com/home

筋肉の弱体化の代表的な要因は運動不足です。「デスクワークが多い」「最近ほとんど運動をしていない」というような人は、背中に限らず肉離れに注意しましょう。

老化

老化による筋肉の衰えが肉離れの原因となることもあります。これはどうしようもないことですが、若い頃とは違うという意識を持っておくことは重要です。そうすれば無理な運動を避けたり、予防として適切なケアを行うことも出来るでしょう。
老化に負けることのないよう、日々トレーニングで体を鍛えることをおすすめ致します。

原因その4 栄養不足

筋肉の回復や成長にはタンパク質が必要不可欠です。激しい運動はしていないのに背中が肉離れしてしまった、なんていう人は、ダイエットや偏った食生活などで栄養不足になっている可能性が考えられるでしょう。栄養不足は筋肉の弱体化にもつながるため、とくにタンパク質は積極的に摂取したいですね。

背中の肉離れが起きてしまったら?

次は実際に肉離れが起きてしまった場合の対処法を紹介します。適切な対処をすれば症状の悪化を防ぐことが出来るので、しっかり応急処置をしたら、その後はたとえ軽度の場合でも放置せず病院へ行き、治療を受けましょう。

自分で出来る背中の肉離れの応急処置

肉離れの対処で大事なのはRICE処置。これは、安静(Rest)、冷却(Ice)、圧迫(Compression)、挙上(Elevation)の頭文字の略です。

  1. 安静(Rest)
    当然のことですが、肉離れを起こした場合、または疑われる場合は、すぐに運動をやめて安静にしましょう。症状が悪化し、回復も遅れてしまいます。
  2. 冷却(Ice)
    患部を冷やすという意味ですね。速やかに患部を冷やすことで、血管を収縮させ、炎症や腫れを抑える事ができます。
  3. 圧迫(Compression)
    患部を圧迫、固定することで、炎症や腫れに効果を発揮します。ただし、悪化してしまうのでやり過ぎには注意してください。
  4. 挙上(Elevation)
    聞きなれない言葉ですが、要は患部を心臓より高くするということです。これは出血した時などにも行いますね。出血時と同じで、余計な血が患部に流れるのを防ぎ、炎症や腫れを抑える事ができます。

RICE処置についてもっと詳しく知りたい人は、「子供がケガをした!そんな時にRICE処置☆大切な応急処置を教えます」も参考にしてみてください。

肉離れは侮れない! 応急処置が済んだら病院で治療を受けよう!

病院での治療

引用:https://www.shutterstock.com/home

さて、以上のような応急処置が済んだら病院へ向かい、専門家による治療を受けましょう。症状が軽度に見える場合でも油断は禁物です。自分で思っていたより重度ということもあり得ますし、事態を軽く見ていつも通りの生活を続けたせいで悪化させてしまうということもあります。そのせいで動けなくなってしまっては元も子もありません。それに、脚ならまだしも、背中の肉離れが悪化してしまったらデスクワークさえままならなくなってしまいます。素直に病院へ行きましょう。

病院での治療としては、数日経って患部が落ち着いたら、今度は逆に熱を加えて温めます。痛みがひどい場合は抗炎症剤なども処方されることもありますが、徐々にストレッチなどのリハビリを始め、大抵は4-6週間程で回復するでしょう。手術が必要になるのは稀で、かなり重度な場合だけです。

急性の場合は、冷やす。慢性の場合は温める。ぜひ、覚えておいてくださいね。

背中の肉離れの予防法

最後に背中の肉離れの予防法をご紹介しましょう。肉離れが心配な方、また繰り返したくないという方もどうぞご参考下さい。上述のように背中の肉離れの原因は様々ですが、それに合わせてきちんと予防すれば防げるものなのです。

ストレッチや軽い運動を行う

ストレッチ

引用:https://www.shutterstock.com/home

これは体が硬くなっている方や、運動不足の方に留意して頂きたい点です。力仕事をしなくてはいけない時は事前にストレッチを行ったり、軽いウォームアップを行えばリスクはかなり軽減されます。運動不足の場合も同様で、ジムなどに通って無理な筋トレをする必要はありませんが、必要最低限には体を動かすことを心掛けましょう。

姿勢を矯正する

猫背や反り腰などの自覚がある方は、少しずつで良いので姿勢の矯正を心掛けましょう。背筋に不自然に力を入れると逆に疲労をためてしまうので、自然と背筋が伸びて楽に感じられるポイントを探してみてください。壁に踵、背中、後頭部をつけた姿勢が正しい姿勢と言われるので、それを基準にすると良いでしょう。

ストレスをためない生活を送る

ストレスをためないことも重要です。ストレス自体を感じないような環境を作れるならそれがベストですが、そうはいかない場合もありますよね。そうした場合はマッサージを受けたり、お風呂で温まるなどして筋肉をリフレッシュさせましょう。精神的なストレスが原因とはいえ、体にその負荷を残さないようにすれば肉離れは防ぐ事ができます。
効果的なリラックス方法については、「自ら進んでストレスオフ!効果が期待できるリラックスする方法とは?」を参考にしてみてください。

タンパク質を摂る

タンパク質

引用:https://www.shutterstock.com/home

食事面も重要で、筋肉を保持するにはタンパク質が必要不可欠です。現代は過食の時代ですが、それでも炭水化物が中心になり、タンパク質が不足している場合があります。日常的に運動する方や、あるいは激しい運動をしていないのに肉離れを起こしたことのある方は、肉類、魚などからタンパク質を摂ることを心掛けましょう。

運動後のケアも忘れずに

疲労を残さないために運動後の適切なケアも重要です。これがおざなりになってしまうと、せっかくの肉離れ予防の運動が逆に肉離れを引き起こすということもあり得ます。運動後は、軽いストレッチなどで良いので筋肉をほぐしておきましょう。疲労を感じるような時は、もちろん市販の湿布薬などを使うのも良いですね。

背中の痛みは早めに対処を!

背中が痛いと日常のあらゆる動きがスムーズにいかなくなってしまいます。痛みだけではなく、イライラも大きくなってしまうでしょう。だからこそ、少しでも違和感を感じたらすぐに対処を!また、普段から背中の筋肉をほぐすため、サロンなどでマッサージを受けるのもいいですね。

 

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